イタリア中部で6日午前3時32分(日本時間同日午前10時32分)ごろ、マグニチュード(M)6.3の地震が発生した。これまで少なくとも180人が死亡し、行方不明者も多数でており1500人が負傷、5万人が家屋を失ったという。がれきの下敷きになった人々の捜索・救出のタイムリミットは、発生から72時間以内に救出しないと生存率が下がるといわれている。
(中国・四川大地震より)
これまで密着取材を行っている日本レスキュー協会に連絡を入れるとイタリアに向かう準備を進めていた。
早速、伊丹市にある本部に取材に向かった。
車中から明日出発できる関空~ローマまでの航空券の予約を入れる。
とりあえず予約の取れるチケットを優先すると中国国際航空の北京経由ローマ行きが予約できた。
そしてさらに直行便を探してもらうと、アリタリア航空の席が空いていた。
早く現場に入るには、直行便にかぎる。
震源はローマの北東約100キロメートルにあるアブルッツォ州ラクイラ。同地は中世の建築物が数多く残る観光地で、在イタリア日本大使館は「今のところ日本人が被災したという情報は入っていない」としている。
午後5時、イタリア政府のレスキュー犬の受け入れ許可が下りず日本レスキュー協会は、イタリア行きを断念。それと同時に我々のイタリア大地震の取材が消えた。