臓器売買で東京都の医師が逮捕された。養子縁組という法の隙間を通って行われた生体腎移植だったが、暴力団組員と金銭が絡んだため大きな事件となった。医師は、当初フィリピンでの海外渡航移植を計画していたが頓挫したらしい。
フィリピン・マニラ湾にあるスラム街バセコ地区。5万人が生活しており、その内5000人が腎臓を売ったと言われている。
港湾作業員やポーターになろうとフェリーで国内の島々からやってきてここに住み着いた人の大半は、技術もなく、教養もないという身分から逃れることはできない。事態が悪化すると血液を売り、万策尽きると内臓を売ることになる。
日本国内の腎臓移植の待機患者は約1万2000人。適合性や待機期間などで順番を決めるが、提供される臓器の絶対数が少なく、20~30年待ちというのが現状だ。そのためフィリピンなど海外での移植に活路を見いだすことが多い。
フィリピン保健省は、横行する臓器売買を食い止めるため2008年5月に外国人への腎臓移植を禁止した。
オリンピック2大会連続でメダルを獲得した有森裕子さんに再会しました。
有森さんとは、故郷が同じ岡山です。
私が、初めて有森さんと会ったのは、もうかれこれ20年前でした。
東京からUターンして岡山のローカル局でニュース番組の特集を担当しているときに
出した企画案が「有森選手の密着取材」でした。当時、まだ無名の選手でリクルートに入って、光はじめたころでした。
しかし、スポーツ部の先輩ディレクターに企画を持っていかれ取材は、できませんでしたが、
密着取材の合間に先輩ディレクターが、悪いと思ったのか有森さんを連れてきて、「こちらがリクルートの有森裕子さんです」
と紹介されたのでした。
当時は、ショートヘアーの愛らしいくキュートな女性でした。
「今も、お美しくキュートな女性です」
でも、この後、有森さんは、オリンピック女子マラソンで初めてメダルを獲得し、
さらに2大会連続でメダルを獲得し、スーパースターになっちゃいました。
そして番組制作でカンボジアに4度、ご一緒させていただき、内紛で殺りくが繰り返された独立直後の東ティモールの同行取材をさせていただくなど長~い、ご縁があるのです。
今回は、番組企画案の相談に有森さんの事務所に訪れたのでした。
追伸 あっ!想い出しました最後に会ったのは、第一回東京マラソンの取材でした。
有森さんのラストランでした。
失礼しました。
野生のラン約2500種類が生息するといわれる「ランの聖地ボルネオ」で
今年3月に新種のランが発見され日本人の名が付けられた「パフィオペディルム・イナモリ」。
発見者は、これまで15年間に渡り密林に入り3度も新種ランを発見した世界的なランハンターとして知られるカメラマンの稲守敏朗さん。
発見した新種ランは、約30株しか地球上に残っていない超貴重なランとして絶滅危惧種に指定された。再び世界のラン研究家や愛好家が憧れるボルネオの密林に入る稲守さん。
取材班は、新種ラン発見の険しい道のりに密着した。
ランの王様、ロスチャイルディアナム。世界一細長い花として知られるパフィオペディルム・サンデリアヌムは、マニアの盗掘で絶滅の危機に瀕したことから幻のランと呼ばれている。稲守さんに同行すると様々なランに出会える。しかし、道なき秘境で新種ランを発見するのは難しい。ランハンターの知られざる究極の技とは!「知性の花・ラン」といわれる秘密、ランと昆虫との関係とは!稲守さんの世界的発見、2年に1度という新種ランの開花の瞬間を初めて捉えた。ボルネオの野生動物と出会いながら、人々を魅了するランの神秘的な生態そして魅力に迫る!
NHKハイビジョン特集
「ボルネオ ランハンター」
~密林を知り尽くした男~
NHK BSプレミアム
2011年6月4日(土)午後10:00~放送
お楽しみに
NHKハイビジョン特集「ボルネオ・ランハンター」のコメント録りを、行いました。
ナレーターは、高橋克実さんです。
高橋さんの語り、よかったです。最高!
ぜひ、番組を見てください。
ボルネオの密林で野生のランを探す冒険。
ランハンターと一緒に密林に入れば様々な野生のラン出会えます。
6月4日(土)夜10時~ NHK BSプレミアム
お楽しみに。
東南アジアの最高峰、キナバル山は、標高4095.2m。
その雄姿に圧倒される。
頂上から、フィリピンの島影が見えるという。
今回の撮影は、ボルネオ島のランの魅力に取りつかれた日本人に密着した。
「ランハンター」密林に入ると様々な野生のランに出会える。
しかし、その道のりは、悪路の連続で4WD車でないと入り込めない熱帯雨林のジャングルの中だ。