イランの空港が雪で閉鎖され、ドバイ国際空港に戻って来た。
荷物を受け取りに行くとカメラの三脚が出てこない・・・。海外取材で荷物が出てこないことはよくある。
しかし撮影で三脚がないと辛い、クレーム処理をして空港内で飛行機が飛ぶまで待つことに。
早く地震の取材に駆けつけたいのだが、エミレーツ航空のスタッフに尋ねても いつ飛ぶか、わからないの一点張り、そのため市内のホテル行って宿泊もできない。
幸いテントと寝袋を持っていたので、レストラン近くの待合席で寝袋で寝ることに・・・。
結局3日間ドバイ国際空港で過ごすはめになった。
いつ飛ぶかわからないテヘラン行きに乗るために大荷物を抱え待合室とチェックインカウンターの行き来を繰り返すばかりで、その度に荷物の検査と金属探知機の検査を行う、そのうち警備スタッフと顔見知りになり、顔パスでゲートを通れるまでになっていた。
我々は、観光でドバイにきたのではない、しかし飛行機は飛ばない。
ここは、どこ?
黄金に輝く街「ドバイ」
世界最大の空港、世界最大の人工島、高さ800メートル、160階建て、世界一の高さを誇る超高層ビル・ブルジュドバイ。オイルマネーが降り注ぎ、それを元手にあらゆる分野で世界一を目指す中東ドバイに我々は、居るのだ。
空港内の飯類も飽きたし、飯でも食いに街にでるか!
ドバイと言えば、砂漠・ビーチ・スーク、そして巨大ショッピングモール。
スークとは、市場のこと。
ドバイで市場といえば「ゴールド・スーク」 金の市場、金のアクササリーなど金商品専門の商店街があるのだ。
そもそもゴールド・スークでは、その日の金相場が商品の価格に反映されており、値札はあってもて店員の提示価格は、違ってくる。日本人とみるとふっかけてくるかもしれないが、頑張って交渉すれば提示価格より2~3割は安くなることもある。
店員の多くは、インド人らしいが私にはアラブ人とインド人、そしてパキスタン人の区別がつかなかった・・・。
ゴールド・スークは決して観光客向けの市場という訳ではなく、現地のお客さんも多い。
現地の人にとってもスークでの値段交渉は普通でお茶を飲みながら時間をかけるそうだ。
私も金の眼鏡フレームを探して数々の店に入り品定めをした。
ある小さな店で日本で買うと10万円ぐらいの純金眼鏡をみつけた。
早速、値引き交渉をインド人スタッフと開始した。6万円といってくる。値引き交渉をすると5万円になった。「もっとまけて」と頼んでも首を立てに振らない。
一回仕切り直をするためいったん店を出て他の店に行き時間をつぶす。
そして再び先ほどの店に行き交渉を再開した。
すると今度は、紅茶が出てきた。さっきと対応が違うではないか。
結局、交渉の末、日本円で約3万5千円で金の眼鏡フレームを手にいれたのである。
5人も入れば満員になってしまうような小さな店舗から、地元最大手の宝石店、インドの大手宝飾店など規模は大小様々。
支払いは、ドル、ユーロ、ポンドは勿論のこと、日本円だって使える。
さすが国際都市ドバイである。
次回は、巨大ショッピングモール